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小川航基選手とは?東京五輪で活躍する?オリンピックシリーズ

こんにちは。今回も、2020年夏に迫る東京オリンピックに向けたオリンピック特集記事です。ここでは、日本のサッカーB代表チームの選手一人一人にフォーカスし、オリンピックでの見所を簡単にまとめた記事を書いております。みなさんオリンピックの準備はできていますでしょうか?今日特集する選手は、小川航基選手です。それでは早速行きましょう!

小川航基選手とは

 

Photo by フットボールチャンネル

ポジション:FW

生年月日:1997年8月8日

身長:186cm

体重:78kg

小川航基選手は、横浜市南山田小学校、横浜市立中川中学校出身です。その後、桐光学園に進学しています。全国高等学校サッカー選手権にも出場しており、一年生ながら二試合に出場。三年生ではキャプテンとして桐光学園を全国の舞台へ導く活躍を見せています。

2016年からジュピロ磐田に所属し、2017年のルヴァンカップでは、FC東京を相手にハットトリックを決めています。2019年の夏からは、J2の水戸ホーリーホック期限付き移籍を行なっており、加入後三試合連続で得点を入れるなどの活躍を見せています。

また、日本代表でも招集され、結果を残しています。U-18、U-19、U-20、U-21、U-22、U-23A代表と全ての段階で招集されています。2017年のU-20ワールドカップで初戦の南アフリカ戦でゴールを決め、今年の6月のU-22日本代表にも招集され、トゥーロン国際大会2019決勝のU-22ブラジル戦で同点ゴールを記録しています。

特にA代表では、出場試合一試合と少ないながらも、2019年12月14日に行われた東アジアE-1選手権のデビュー戦で、香港を相手にハットトリックを決めています。

ハットトリックの感想を聞かれた小川選手は「とりあえずホッとしたというのが一番大きいですね。1点目は速いパスをもらえたので、一発で前を向ければ、バイタルエリアが空くかなと思っていたので、狙い通りでしたね。FWは1点を取ればノッてくるというのはあるので、もっと点を取れれば良かったかなとは思いますけど。やっぱり『エースは自分だ』ということをみんなに認めてもらえるように、もっと点を取っていけたらと思います」と語っています。

ただ、小川選手は怪我にも悩まされており、2017年5月に行われたU-20日本代表の試合で左ひざの前十字じん帯断裂および半月板損傷の怪我を負ったり、今年の5月にも左足関節外側側副靭帯損傷と判断されています。現在は復帰していますが、オリンピックまでの間に怪我をされないことを祈っています。

 

小川選手の凄さ

 

小川選手の強みは、全部で三つあります。それぞれ特徴を解説していきます。

Photo by サッカーキング

 

 

【高さを生かしたプレー】

 

小川選手の身長は186cmと高く、その高さを生かした空中戦のプレーに強みがあります。特に、現状の3-4-2-1でのフォーメーションでは、両ウィングバックを使った多彩なサイドからの展開が強みでもあります。その中で生まれる多くのチャンスメイクを確実に仕留めることができれば、攻撃陣の薄さが目立つ現状の日本代表を救える選手になると思います。

 

【大型でも遅くないスピード】

 

「大型のフォワードは、スピードが遅い」という概念を覆したのが小川選手です。サイドからのクロスを狙ったゴールパターンが一本化されると、どれだけ空中戦が上手くてもかなりのマークがつくため、簡単にはシュートを打たせてもらえません。

そんな中でも、小川航基選手は攻撃パターンの選択肢を生むことができる選手です。サイドからの攻撃に一本化するわけではなく、ロングボールに反応して積極的に相手CBの裏を抜け出してゴールを決めることが可能な選手です。

これによって、相手のディフェンスラインを下げることができ、スペースを生むことができ、二枚のシャドーが積極的に攻撃参加が可能になります。

特に10月のU-22ブラジル代表との勝負では、小川選手が積極的に相手CBの裏を狙うことでスペースが生まれ、ミドルシュートでゴールに向かう連携が可能になりました。

自身もインタビューでU-22ブラジル戦に対してこう語っています。

「僕が裏を狙って相手のディフェンスラインを下げて、それがミドルシュート3発に繋がったのは良かったですけど、僕自身もいい動き出しでボールを引き出した場面があったので、仕留められなかったという悔しさがありました。チームが勝ったのは嬉しかったですけど、僕自身はモヤモヤしていたというか」

大金星に導いた活躍でしたが、自身で決め切ることができなかった点に対して後悔しており、アグレッシブにゴールを狙っている積極性が伺えます。

その積極性は数字にも現れており、リーグの1試合平均シュート本数は3.2本とかなりいい標準です。

 

【足元の技術】

 

また、足元の技術にも定評があります。セットプレーでの空中戦、相手CBの裏への抜け出し以外にも、ドリブルで持ち込んでシュートをうつような個人の突破スキルも高いことが驚きです。左右どちらでもボールを扱うことができ、厳しい体勢からでもゴールを狙える点も魅力的です。

以上からわかるように、小川選手の強みはなんと言っても攻撃面での多彩さと言えます。「私が求めるFW像は何よりもゴールを取れる選手」と森保監督が公言しているように、多くの選択肢をもつ小川航基選手はオリンピック代表として有力かと思われます。

小川選手もインタビューで自身の強みを聞かれた際に、

「ゴール前での仕事の部分、いろいろな形で点が取れること。それは自信があります。あと、僕は雰囲気も重視していて。相手に「こいつ、何かやるんじゃないか」という、味方に「あいつなら、何かやってくれるんじゃないか」という雰囲気をいかに醸し出せるか。東京オリンピックという大舞台では、持っている選手しかやれないと思っていて、僕は自分がそういう雰囲気を持っていると信じている。その自信はあります。」

と語っています。

このように多彩な選択肢をもつフォワードは、相手DFにとってもかなり脅威な存在になります。サイドからのポストプレー以外にも裏への抜け出し、ペナルティエリアでの動きなど、複数の守備パターンにマインドシェアを奪われるため、隙を生みやすいです。その隙をシャドーや小川選手自身がゴールへ繋げることができれば最も理想的な展開でしょう。

足元の技術も高さでのプレーもできる選手は、まさしく日本代表が欲しかったストライカーと言えると思います。

 

オリンピックではここに期待!

 

オリンピックでのスタメン有力候補と思われる小川選手ですが、ここでもポジション争いが必死です。

 

 

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