東京五輪サッカー日本代表のオーバーエイジは誰がでる?!
こんにちは!今回は東京オリンピックシリーズです!2020年夏に迫った東京オリンピックに向けて、
オリンピックにフォーカスしたサッカー日本代表の特集記事をご紹介させて頂きます!
そんな今回は、東京オリンピックのオーバーエイジ枠の予測についてです。
私なりの独断と偏見で選ぶ今回の東京オリンピックにぜひ招集されて欲しい!と思うオーバーエイジ枠の選手をピックアップしていきます。
それでは早速いきましょう!
オーバーエイジ枠とは?
「本大会に限って、この年齢制限に適合しない選手であっても各チーム3名を上限として登録可能とする」というオリンピックのルールに基づいて出場できる三人の選手のことです。
そもそも、オリンピックのサッカーでは、23歳以下の選手しか出場することはできません。
なぜ23歳以下しか出場できないの?
実は、近代オリンピックはもともとアマチュアスポーツの大会であり、プロ選手の参加は認められていませんでした。
その一方で、1904年に設立されたFIFAでは1930年に第一回ワールドカップをウルグアイで開催。
同大会には選手のプロ・アマの両方の選手が出場できたことから人気を集め発展していき、「世界一を決める大会」としての地盤を固めていきました。
するとそれに合わせて、1970年代には、オリンピックに関する規則「オリンピック憲章」からアマチュア規定を削除。
そしてついに、1984年に開催されたロサンゼルス五輪からプロ選手を徐々に解禁する動きを見せました。しかし、これを認めなかったのがFIFAです。
FIFAは、プロ選手が五輪に出場することでワールドカップの存在意義が薄まることを恐れたのでした。
そこで、両者の利害が対立してしまいます。1992年の1992年のバルセロナオリンピックでは、23歳以下という形で開催されましたが、当然のように観客数は伸びませんでした。
その結果、お互いの利害関係の調整として妥協案のような形で決定したのが、23歳以下+オーバーエイジ枠(24歳以上の選手)3名という条件で開催1996年のアトランタオリンピックでした。
そこから現在までこのルールが適用されているのです。
スポーツ界のトップを決めるオリンピックですが、サッカーに関しては異なるということです。
オリンピックとW杯の違い
W杯もオリンピックも両方4年に一度開催される祭典ですが、年齢制限以外にも違いはあります。
【出場できるメンバー数】
W杯では23人を選出できますが、オリンピックでは18人しか選出できません。
ですので、5人少ない分戦術のバラエティが少なく、選手間の争いも熾烈となります。
また、オーバーエイジ枠が全て使われない可能性もあります。
というのも、監督側もできる限り未来のA代表として活躍するであろう選手を起用したい気持ちがあるので、
オーバーエイジ枠をフルで使ってしまうと23歳以下の選手は15人までしか招集できません。
そのためオーバーエイジ枠を1~2人までしか消化せずにオリンピックに臨む可能性も十分あります。
【クラブチームの許可】
FIFAW杯では、大会中の試合は国際Aマッチデーとして開催されるため、所属選手の出場に関してクラブチーム側に拒否権はありません。
このため、代表チームは「フル代表」と呼ばれています。しかし、オリンピックは異なります。
クラブ側に拒否権が存在するため、必ず出場できるとは限りません。
特にヨーロッパでは、多くのリーグでは8月や9月からシーズンが開始するため、シーズンの準備期間が夏であり、
オリンピックの開催時期のタイミングが被ってしまうことからよくクラブ側から拒否されることがあります。
【視聴数】
視聴数にも違いがあります。オリンピックとW杯では、サッカーにおいては世界的に最も視聴されるのはW杯です。
特にヨーロッパではダントツです。サッカーに関してはオリンピックへの関心が最も強いのは日本やアメリカくらいです。
オリンピックの方が歴史があるのに。。。
【参加国制限】
オリンピックには、参加条件がありません。
つまり、参加したい!と申し出るとどこの国でも参加することができます!(もちろん予選はありますが)
ワールドカップは各大陸ごとに予選を行い上位のチームしかワールドカップ本戦に進むことはできません。
むしろオリンピックには出場しないような強豪国もありますし、一般的にFIFAランキングの高い国でも予選で敗退することもよくあることですので、
日本代表がメダルを狙える可能性は十分にあります。
今回の東京オリンピックでも、イタリアやイングランド、ベルギー、クロアチアなどの強豪国はオリンピック出場を逃しています。
一見すると魅力的とは思えないオリンピックのサッカーですが、
U-23男子サッカー代表選手が未来のフル代表を担う選手たちの集まりであることに変わりはなく、
クラブの戦力強化のため有力クラブも注目している大会であることには変わりはありません。
また、日本代表がメダルを狙える確率もW杯よりもかなり高いため、期待ができると言えます。
オーバーエイジ枠の選手予想
本題に入ります。実は、今回のオリンピックでは、A代表とB代表の監督が同じ森保監督です。これは結構レアなのです。
そのため、積極的に森保監督へオーバーエイジ枠としての出場をアピールA代表で活躍する選手が多くいます。
武藤選手(ニューカッスル/イングランド)や長友選手(ガラタサライ/トルコ)や本田圭佑選手までもが、
「東京五輪にオーバーエイジとして出場することを目標に、がっつり自分を鍛え上げる」と意気込んでいます。
それに対して森保一監督も「大変ありがたいし、本当に心強い。嬉しいです」と歓迎の意を表しているため、かなりの確率でA代表の選手が招集されることが期待されます。
GK編
実は、GKはかなりオーバーエイジでの出場確率が高いと思っています。
というのも、GKとしてJ1やJ2に出場し経験を積んでいる選手は、サンフレッチェ広島の大迫敬介選手しかおらず、かなり不安要素になる部分ではあります。
これまでのU-23では大迫選手以外にも小島亨介選手(アルビレックス新潟/J2)や谷晃生選手(ガンバ大阪/J3)が招集されていますが、
どちらもJ1J2での経験は少なく、不安が残ります。GKは経験が求められる分野ですし、
これまでにもロンドンオリンピックでは林彰洋選手、シドニー五輪で楢崎正剛選手を、アテネ五輪で曽ヶ端準選手をオーバーエイジとして招集しています。
中村航輔選手
Photo by ゲキサカ
リオ五輪、ロシア・ワールドカップでメンバー入りしている選手です。
1995年3月生まれのまだ24歳とかなり若い選手ですが、Jリーグの柏レイソルでは守護神として君臨し、
タックル成功率やペナルティエリア内でのパンチング、セーブ率はJ1でもトップレベルのクオリティを誇ります。
柏レイソルのJ2優勝の立役者として、ビッグセーブを連発しました。
シュミットダニエル
Photo by サッカーキング
ベルギーリーグのシントトロイデン所属のGKです。198cmとかなりの高身長で、日本代表にも招集されています。
高身長を武器にしたハイボールの処理や、シュートブロックがうまい選手です。
中学時代まではフィールドプレイヤーだったことから、足元の技術が高く、ビルドアップに積極的に絡むことができます。
移籍前にはJ1のベガルタ仙台で不動の正GKとして試合に出場していました。
川島永嗣
Photo by サッカーキング
今年で37歳になる大ベテランの選手。37歳ベテランでもその実力に侮ることなかれ。
南アフリカW杯、ブラジルW杯、ロシアW杯と3大会連続で招集され戦いぬいたのその経験と実力は間違いなく若い世代にとっての頼りの綱となるでしょう。
フランス・リーグアンのストラスブールに所属しています。クラブでは思うような出場機会を得られていませんが、
2019年に開催されたコパアメリカではA代表として出場しており、何度かピンチを招くプレーもありましたが、
強みの強靭なメンタルで平常心を保ち、ビッグセーブを魅せました。
DF編
あのレアル・マドリードのセルヒオ・ラモス選手も出場希望を明かすなど、注目のDF編です。
イタリア・セリエAのボローニャでプレーし、A代表でも選ばれているCBの富安健洋選手や、
オランダ・エールディビジのフローニンゲンでプレーするCB(もしくはボランチ)の板倉選手など頼もしい選手もいますが、不安は残ります。
また、これまでのオリンピックでもオーバーエイジ枠にDFが選出される確率はかなり高いです。
リオ五輪ではDF藤春廣輝選手、DF塩谷司選手、ロンドン五輪では、DF吉田麻也選手やDF徳永悠平選手、シドニー五輪ではDF森岡隆三選手などが過去選出されています。
吉田麻也選手
Photo by 吉田麻也
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属する選手です。年齢は31歳と、経験と技術が最も高い選手でしょう。
日本代表でも長い間プレーした絶対的CBです。
吉田選手自身は「「何人かの選手が(立候補を)しゃべっていると思いますが、あまりしゃしゃり出ずに、おとなしくしていましょう、と言いたいです(笑)」と語っており、少し消極的には見えますが、選ばれる可能性はあります。
今回の3-4-2-1では、最終ラインの3バックが非常に重要になります。
攻撃時にはビルドアップして積極的な攻撃参加をしながらも守備では空いた両側のスペースを、ケアしながらも中央突破を防ぐ連携と経験が必要になってくる。選手たちの精神的支柱としても期待したいところです。
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