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日本はFIFAランク9位だった?FIFAランクの歴史と推移を解説!

こんにちは!今回は過去の日本代表のFIFAランキングの変遷について紹介していきたいと思います。

「いつの日本代表が一番強かった?」といった話題がよく上がりますが、それを示す一定の指数としてFIFAランキングを見ることによって、

これまでの日本代表の世界的なレベルと現状の位置を確認したいと思います。

ただし、私自身はサッカーに限らずほとんどの競技で、日本代表の力はアップデートされていると信じています。

もちろんその競技自体が盛り上がり、国内での競技人口が増えている状態で、資本が集まる状態であることは前提とは言えますが、

時代が経つにつれ、資本が集まることで施設が充実し、インターネットによって情報がフラットになることでいつでもトップレベルの試合にアクセスできる現代の世界では、よりプレイヤー同士が高いレベルで切磋琢磨できるため、自然と技術が磨かれていく好循環が回っていくと思います。

また、FIFAランキング自体も必ずしも絶対的な強さを示す指数ではありません。対戦国同士の相性もありますし、日本代表もこれまでに

マイアミの奇跡でブラジル代表を撃破したり、強豪アルゼンチンやフランス代表への勝利を記録したこともあります。

また、ヨーロッパの国々が優遇されやすいこともありますので、あくまでも一つの目安として考えてもらえたらなと思います。

 

FIFAランキングとは?

 


Photo by Tavitt Football

そもそもFIFAランキングとは?を完璧に説明できますでしょうか?説明はできても、その決定方法や基準まで把握している人はそう多くはありません。まずは、FIFAランキングについて説明したいと思います。

 

FIFAランキングとは
 

サッカーファンにはお馴染みの同ランキングは、国際サッカー連盟 (FIFA) により発表されるランキングです。

1993年から発表が始まり、FIFAに加盟する各国・地域の男子Aナショナルチームが対象になっています。

1993年に開始されて20年以上の歴史を持ち、順位算出方式が2度改定されているのはご存知でしょうか。

そしてFIFAランキング約1カ月に1度更新されます。2020年1月現在、最新では2019年の12月19日に更新されています。

最新のFIFAランキングでは、日本は前回から変動なしの28位でした。

FIFAランク1位はベルギー、2位はフランス、3位はブラジルという並びになっています。

日本はアジアカップで好成績を残したことが反映され、アジア首位になっています。

33位のイラン、40位に韓国、42位にオーストラリアと続いています。

 

FIFAランキングの算定方法

 

FIFAランキングは1993年に始まりましたが、当初の算出方法はかなりシンプルなものでした。
それは対戦相手のレベルや大陸、試合形式に関わらず、「勝利すれば3点、引き分けなら1点」で加算し、さらに試合数によって割ることもありませんでした。

そのため試合をすればするほど、しかもその相手が格下であるほど得点は積み上げっていくため、かなり不公平なものでした。

実際の国の強さとはかなりかけ離れたもので、

日本代表もそのシステムにおいて、1999年2月と3月にFIFAランキング9位と過去最高順位になっています。

今では考えられないですよね。。

 

しかし、このシステムが続いたのは1993年から1999年まででした。当初の算出方法では、実際の実力とランキングがかけ離れていたため、

より現状に近いものとなりました。ただし、この頃の算出方法は現状よりもより複雑なものでした。

まず、過去96ヶ月のなかで、12ヶ月ごとに8つに分割し、試合で獲得したポイントを直近から1.0倍,7/8倍,6/8倍…1/8倍と補正をかけます。

そして分割した12ヶ月の間に行った試合のうち、ポイントが高い試合から数えて7試合のみが採用され、合計のポイントの高い順に順位がきめられます。もちろん偏りを防ぐために、現状の試合ごとの重要度設定や大陸による偏差などの工夫はされていました。

しかし、現状よりも試合の重要度の幅が小さく、親善試合1.0に対して、ワールドカップ本大会が2.0となっていました。

また大陸連盟による係数の幅が小さく、当時のアジアは0.90でした。(現在は0.85)

試合ごとのポイントに、得点による加算、失点による減算、アウェーボーナス、対戦相手のレベルが組み込まれてはいましたが、

それでもヨーロッパとアジアではかけ離れており、日本よりもドイツが格下のような設計がなされていました。

 

このシステムが変更し、現状のものになったのが2006年です。

過去48ヶ月間の国際Aマッチが対象で、各試合のポイントは、

「結果」×「重要度」×「対戦国の強さ」×「大陸連盟間の強さ」で算出されるようになりました。

 

試合結果↓

勝ち
3点
引き分け
1点
負け
0点
勝ち(PK戦)
2点
負け(PK戦)
1点


試合の重要度↓

・ワールド本大会
4.0点

・大陸選手権の本大会

コンフェデレーションズカップ

3.0点

・ワールドカップ予選

・大陸選手権の予選

2.5点 

・親善試合

東アジアカップなどの小地域選手権

1点

対戦国の強さ↓

FIFAランキング1位
200点
FIFAランキング2〜149位
(200–対戦国のFIFAランキング)点
FIFAランキング150位以下
50点 

大陸連盟間の強さ

南米サッカー連盟
1.0点
欧州サッカー連盟
0.99点

その他の大陸連盟

0.85点

以上のように決定されています。

 

上記の4つの値を掛け合わした数字が、各国際Aマッチでの獲得ポイントです。また、48ヶ月の中でも12ヶ月ごとに4分割し、それぞれ12ヶ月の期間で獲得ポイントを合計し、消化した試合数の平均値で算出します。

得られた12ヶ月ごとの平均値を直近から100%、50%、30%、20%の割合で合算して生まれた数字から最終的にランキングが決まります。

最も大事なのは、強い国とたくさん試合をして出来るだけ勝つことです。そうすれば自然とFIFAランクは上がります。

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